どうもこんにちは。B-papaです。
(@travelaslife1/Bpapatravel)
今日はこんな事は起こっては欲しくはないのですが、残念ながら様々な理由で飛行機に乗り遅れてしまうという不運に見舞われてしまう方も一定数はいらっしゃると思います。このようなトラブルは状況によってケースバイケースの対処法が必要となりますが、本記事ではまずはB-papaが遭遇した状況をシェアさせて頂き、その上でどのように対処した結果、最悪のケースを免れることができたのかご紹介したいと思います。
Contents
(0) B-papaの話:直前の出発ゲート変更に気付かず飛行機に乗り遅れる
B-papaに降りかかった災難は、ずばりタイトルの内容そのままです。
B-papaたちはナイアガラの滝に向かうべくニューアーク空港からバッファロー空港へ飛行機で向かう予定でした。今回も夜便を利用してBちゃん(息子)を寝かせることで快適な空の旅を実現させる作戦です。いつもの通り、早々にチェックインを済ませて、スターアライアンスゴールドメンバーであることを活かして、空港内のUnited Club(ビジネスクラス向けのラウンジ。Gate C75付近)でゆっくり夕食を取っていました。そしてボーディングの開始時刻(21時25分)にラウンジを後にして出発ゲートに向かいます。
ところが出発ゲート(Gate C70)に到着すると・・・係員も乗客も誰もいません!!!出発ゲートあるいはボーディング時刻を間違えたかと念のため航空券を見てみますが、やっぱりあっています。しかも夜遅くであったため隣のゲートもその隣のゲートにも誰も係員がいないという状況です。特にボーディング開始時刻(21時25分)から終了時刻(21時35分)まで10分しかなかったため、この時点でB-papaはかなりテンパっていました。
それでも過去の海外旅行の経験から、こういう時はひたすら色んな人に質問をして状況把握に努めることが肝心であると身に染みていましたので、状況がわかりそうな人に声をかけ続けていると、不穏な動きを見せていたB-papaに気付いた、とある通り掛かりの係員(United Airlineではなく空港の工事関連と思われる係員)が声をかけてくれ、相談に乗ってくれました。しかし彼も周りにいる係員に声をかけてくれましたが状況を把握している人はおらず、またUnited Airlineの係員には誰にも遭遇しないという状況でした(この時点で21時40分)。
そこで彼は機転を利かせて、その出発ゲートから一番近い空港のカスタマーセンター(Customer Service Center)に連れて行ってくれ、そこでやっとUnited Airlineの係員と直接話をすることができました。ただし不運にもそのカスタマーセンターの位置がGate C92付近(元々のGate C70からより奥まった方向)にあったことが後に災いとなります。
(イメージが付きにくいと思いますので下の見取り図で場所を確認してみてください)
空港のカスタマーセンター(Customer Service Center)に着いたB-papaは内心テンパっていながらも、落ち着いて以下の点を伝えます。
- 予約している便は21時50分発のバッファロー空港行きの便である旨
- 出発ゲートはC70でボーディング開始時刻が過ぎているにもかかわらず、出発ゲートには誰もいない旨
- United Club内でボーディングを待っていたが、出発ゲートの変更のアナウンスもなかった旨(勿論メールでもテキストでも変更の通知は受けていない)
すると彼女はパソコンで状況を把握したうえで、こう伝えてきました。「あなた達の便の出発ゲートはC112に変更されている。まだ出発ゲートは閉まっていないから今から走っていけば間に合うから急ぎなさい!」(この時点で21時45分)
ここで先ほどの見取り図をもう一度見て頂きたいのですが、現在いるのがC92で向かわなければならないのがC112。一度中央のConcourse Levelまで戻った上で真ん中(C2)のエリアの一番奥まで行かないといけない・・・。とは言っても乗り遅れる訳にはいかないので、Bちゃんを抱っこしながら、なりふり構わず必死で全力疾走します。気付けば他にも同じように全力疾走している人がいます。
そして漸くGate C112に到着すると、係員は悪びれた様子もなく淡々と「もうゲートは閉まっているから入れることはできない。Customer Service Centerに行って代わりの便の手配をしなさい」と伝えてきます。この時点ではまだ出発時刻はギリギリ過ぎてはいませんでしたが、全く交渉の余地はなく、「早くCustomer Service Centerに行け!」と門前払いされます。さらにチケットには「Gate May Change(ゲートは変更される可能性があります)」と書いてあるのだから、出発ゲートの変更に気付かなかったのは自己責任だとまで言われます。まぁ確かにそうかもしれないけど言い方っていうものがありますよね・・・
さてここまでがB-papaが実際に飛行機に乗り遅れた際のお話になります。次章以降では、このような事態に陥った場合に何を検討・実施しなければならないのかお伝えします。
(1) フライトの予約変更
(1-1) 空港のカスタマーセンターにて実施すべき事項
まずは当然ですが空港のカスタマーセンター(Customer Service Center)に行き、同日の後発便の有無および翌日の便の空き状況を確認します。なお、キャンセル(返金)を希望する場合は空港のカスタマーセンター(Customer Service Center)では対応することができず電話相談窓口(Customer Contact CenterのTravel reservations)(米国の場合は1-800-864-8331)まで連絡しなければなりません。こちらについては別途(1-2)にて後述します。
なお、このような出発ゲートの変更による乗り遅れについては、例えば機器のトラブルによる遅延とは異なり、ユナイテッド航空は原則として代替便の手配を除いて、関連する宿泊代や諸費用等の返済はしてくれません。
ちなみに下記(2)の通り、預入荷物の確認もここで実施します。
(1-2) 電話相談窓口に連絡すべき事項
以下の事項を交渉したい場合は電話相談窓口(Customer Contact Center)に連絡をした上で交渉することが必要になります。
- 復路の航空券の変更手続(往路の航空券が遅延したため、十分な観光の時間を確保するためには復路の便を変更する必要があるかもしれません)
- フライトチケットの返金
- 関連費用(ホテル代・交通費)の返金
復路の航空券を変更する場合、追加の費用が発生してしまうことに注意してください。例えば、B-papaのケースでは同日内への変更が家族3人の合計でおおよそ600ドル、翌日への変更は800ドルと言われました(元々の航空券の値段が家族全員で934ドルでしたので、かなり法外な値段を請求されています)。
そこで今回のB-papaが検討した解決策をご紹介します。
① Flat Rule(!?)
空港にいる親切な係員から口頭にて教えてもらったため、正確な名前は忘れてしまいましたが、ユナイテッド航空ではどんな理由にかかわらず飛行機に乗り遅れた場合は代わりのチケットを発行するというルールとなっているようです(ただし日を跨いで空港に行った場合は適用外となります)。そこで彼女が教えてくれた方法は、わざと遅れて空港に到着することで、このFlat Ruleを活用して、追加の費用を支払わずにフライトを遅い時間に変更できるという方法です。ただし、この方法は空席があることを前提としていますので、混雑シーズンでは希望している代替便のチケットがもらないというリスクもあるので十分に留意してください。
② 電話相談窓口(Customer Contact Center)の係員に泣きを入れて交渉
実はB-papaはこの方法で復路の航空券を土曜日発から日曜日発へ無料で変更してもらうことに成功しました(笑)。800ドルの追加出費が抑えられたことになります。まずは冷静になって落ち着き、決してイライラせずに交渉することが重要です。B-papaの場合は、「チケットに”Gate May Change”と書いてあり、出発ゲートの確認はあくまで自己責任で実施すべきであることは理解している。しかしながら、出発前の時間をUnited Clubで過ごしていて、そこでは何のアナウンスもなく、かつ、メールやテキストでも連絡がなかったので、出発ゲートの変更に気付くことは相当困難であった。このような状況を勘案して、何とか少しでも交渉の余地はないか?妻も子供も今回の事態で疲弊しきってしまって、その上、旅行が台無しになってしまうのは精神的にも辛すぎる」という話をしたところ、そのオペレーターが上司と掛け合ってくれて、復路の航空券を1日遅らせることによる800ドルの追加費用を無料にしてもらえることとなりました。
(2) チェックイン済の預入荷物の確認
飛行機には乗れないという事は一度家に戻らないといけませんので、チェックイン済の預入荷物を取り戻す必要があります。
預入荷物の確認も必ず空港のカスタマーセンター(Customer Service Center)にて行うようにして下さい。係員に荷物のタグを渡して、乗る予定であった飛行機から適切に降ろされて空港に保管されていることを確認しましょう。そうすれば空港にて荷物を受け取ることができます。
ちなみにB-papaたちの便は夜の最終便であったため、荷物は空港に保管されているものの、荷物を取りに行ける人がいないため、便をキャンセルしようがしまいが、いずれにせよ翌日の朝にならないと渡せないと言われました。当初はこんな事が起きたのでB-papaたちはこの旅行をキャンセルしようかとまで考えていたのですが、キャンセルしようがしまいが、また空港まで片道1時間程かけて往復しなければならないのであれば、何とかフライトの予定変更により対応しようと決意し、上述の電話相談窓口(Customer Contact Center)に電話をして交渉をすることに決めました。最終的には交渉もうまくいきましたので、この選択をして良かったと思っています。勿論英語で交渉しないといけませんので、心理的ハードルは高いですが・・・
なお、預入荷物は翌日便で無事に目的地まで送り届けられ、受け取ることができました。
(3) ホテルの予約変更
B-papaたちは結局帰りのフライトを1日遅らせることにしましたので、日付が変わる前に急いでホテルの予約変更をしなければなりません。
そこでホテルのフロントデスクに電話して事情を説明したところ、意外にすんなり変更することができました。ただし、B-papaはSPGポイントを使ってホテルを予約していたため、手順としてはまずはフロントデスクの担当者に木曜日の宿泊をペナルティ無しでキャンセルしてもらい、その後、改めてSPGのサイトから土曜日の宿泊をポイントで申し込むという形となります。なお、最初に木曜日の宿泊のために使用したポイントは返還されるという説明でしたが、SPGアカウントにはすぐには反映されていませんでしたので、念のため以下のメールを送って確認します。特に外国では何事も確認が大切です。
I’m B-papa(SPG member number : XXXXX). I’m writing this to make sure if the change of my reservation is correctly reflected on my SPG points and credit card.
Originally I made a reservation for July 5th and July 6th at Sheraton Niagara Falls. However I’ve ask a customer service clerk to shorten my stay, that means to stay only July 6th. Then he kindly did shorten my stay and he also told me that my SPG points and Hotel charges would be refunded.
So just in case, could you make sure if this change of my reservation will be correctly reflected on my SPG account and credit card?
Very sincerely,
B-papa
その結果、ホテル側から返信があり、その後、無事に返還されました。
(4) 海外旅行保険の請求
海外旅行にてトラブルに遭遇した場合には必ず海外旅行保険の適用となるか否かを確認しましょう。特別に保険を申し込んでいなくてもクレジットカードを使用されている方は保険が付帯されている可能性が高いと思いますので、是非確認してみて下さい。
B-papaのクレジットカードにも旅行保険が自動付帯されているのですが、本件の場合は航空機遅延ケースとは異なる、つまり、航空機の故障や機器の不具合による遅延、乗り継ぎ遅れではなく、あくまでB-papaたちが確認を怠ったために乗り遅れたのであって、保険対象とはならないということでした。
無念ですが空港までのUber往復代の150ドルについては泣き寝入りとなりました。とほほ。
(5) 一度落ち着いて深呼吸をする
最後に精神論みたいなことを書いていますが、実はトラブルにあった時こそ焦らずに一度深呼吸をして落ち着くことがとても重要です。
実はB-papaは出発ゲートの係員と空港のカスタマーセンター(Customer Service Center)の係員の態度の悪さと不条理さにキレてしまい我を見失ってしまっていた事もあって、大切なバックパックを空港内のどこかに忘れてしまうという大失態を犯してしまいました。
最終的には見つけ出すことが出来たのですが、バックパックがないと気付いた時の絶望感は今でも忘れられません。飛行機に乗り遅れてしまった事はもう起こってしまったことであって、どうしようもありません。重要なのは落ち着いて状況を把握し、次に実施すべきことを冷静に実行することです。混乱した状態で焦ることによって、新たなトラブルに遭遇してしまう可能性が上がってしまいますので、一度落ち着いて深呼吸をしてから、次のステップを考えるようにしましょう!
B-papaも一時は混乱していましたが、途中で冷静さを取り戻すことが出来たため、電話相談窓口(Customer Contact Center)の担当者との電話での交渉やホテルの予約変更をスムーズに行うことができました。一つの教訓としてシェアさせて頂きたいと思います。
以上、本日は普段の旅行記ブログとは異なった観点から記事を書かせて頂きました。
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